日経平均、日経225先物、ATM
日経平均株価 (日経225)終値 65,856 +328 +0.50%
日経225先物 (26年09月限) 65,970(08/26 06:00) +30 +0.05%
ATM 66,000円
限月ごとの総建玉の増減サマリー(8/24→8/25)
限月|Call_増減|Put_増減
Near|-667|+2801
Next|+401|+637
Far|+167|+1198
建玉大幅増減(当限月)
【コール建玉の大幅減少】
74000 -739
【プット建玉の大幅増加】
49000 +551
建玉大幅増減(次々限月)
【プット建玉の大幅増加(次限月)】
30000 +1128
コールウォール & プットウォール 上位 – 3限月合算
コールウォール 上位 (Call GEX) – 3限月合算
70,000円 229.62 億円
プットウォール 上位 (Put GEX) – 3限月合算
60,000円 -191.13 億円
コールウォール & プットウォール上位 – 当限月のみ
コールウォール (上値抵抗) : 67,000.0 円 (Call GEX: 149.10 億円)
プットウォール (下値支持) : 65,000.0 円 (Put GEX: -160.32 億円)
現在値との位置関係 (当限月ウォール)
現在値(65,970円) からの距離:
・上値抵抗(コールW): 1,030 円 (上方にあり)
・下値支持(プットW): 970 円 (下方にあり)
プラス Net GEX 上位 (相場安定・クッション) & マイナス Net GEX 上位 (相場加速・乱高下) – 3限月合算
プラス Net GEX 上位 (相場安定・クッション) – 3限月合算
70,000円 + 229.62 億円
69,000円 + 88.24 億円
68,000円 + 87.82 億円
67,500円 + 66.80 億円
65,000円 + 61.26 億円
マイナス Net GEX 上位 (相場加速・乱高下) – 3限月合算
60,000円 -191.13 億円
64,000円 -150.93 億円
63,000円 -105.28 億円
62,000円 -73.88 億円
Gamma Flip(ゼロガンマ水準)3限月合算
66,365.82 円
市場全体 : Total GEX サマリー (3限月合算)
・Total Call GEX : +1,269.37 億円
・Total Put GEX : -1,402.38 億円
・Total Net GEX : -133.01 億円
ATM IV
ATM価格: 66,000円
対象ストライク: 66,000円
ATM コール IV: 29.55%
ATM プット IV: 29.82%
ATM IV (平均): 29.68%
マックスペイン価格 (Max Pain)
63,500 円
PCR(3限月合算)
コール建玉残合計: 81,279
プット建玉残合計: 147,069
PCR: 1.809
分析・考察
本日の日経平均株価は、前日比328円34銭高の6万5,856円43銭と続伸。先物ベースでは6万5,970円前後で推移しており、心理的節目である66,000円の目前で値動きが落ち着いています。
オプション市場のデータから、現在のマーケット構造と今後の注目ポイントを読み解きます。
1. ガンマフリップと現在の位置関係
- Gamma Flip 水準: 66,365.82円
- 現在値 (先物): 65,970円
現在の日経平均は、市場全体の「ゼロガンマ水準(Gamma Flip)」である約6,636円(66,365円)のわずかに下方に位置しています。 この水準より下では市場参加者のデルタヘッジが「相場を安定させる方向(逆張り)」に働きやすいため、ボラティリティが抑えられ、上下のレンジ内で推移しやすい地合いとなっています。
2. 当限月のウォール(上下の抵抗帯)
当限月のオプション動向を見ると、現値(65,970円)を挟んで強力な壁が意識されています。
- 上値抵抗(コールウォール): 67,000円(Call GEX: 149.10億円)
- 現値から約1,030円上方に位置。上値追いの場面では強いレジスタンスとして機能しそうです。
- 現値から約1,030円上方に位置。上値追いの場面では強いレジスタンスとして機能しそうです。
- 下値支持(プットウォール): 65,000円(Put GEX: -160.32億円)
- 現値から約970円下方に位置。下落時には強力なクッション(下値支持)として働きます。
- 現値から約970円下方に位置。下落時には強力なクッション(下値支持)として働きます。
上下ともに約1,000円幅のレンジ内に主要なウォールが陣取っており、当面はこのボックス圏内での推移がメインシナリオとなります。
3. 建玉(OI)の増減と市場の心理
- プット・コール・レシオ (PCR): 1.809 と高水準を維持しており、下値に対するヘッジ(プット買い)への意識が引き続き根強いことが伺えます。
- 建玉の動き:
- コール側では74,000円や71,000円といった高い権利行使価格でポジションの減少が見られる一方、遠い権利行使価格(84,000円など)で小幅な積み上げが見られます。
- プット側では、63,000円や53,000円などの権利行使価格で建玉の減少(決済・ロールなど)が観測され、極端な下値不安が一部後退している様子もうかがえます。
- コール側では74,000円や71,000円といった高い権利行使価格でポジションの減少が見られる一方、遠い権利行使価格(84,000円など)で小幅な積み上げが見られます。
今後の展望とトレード戦略
現在のマーケットは、65,000円(下値支持)から67,000円(上値抵抗)の2,000円幅のレンジ相場を形成しています。また、ガンマフリップ水準(約66,365円)のすぐ下に位置しているため、急激なトレンドが発生しにくい環境です。
- 押し目買い・戻り売り戦略: 65,000円に近づいたところはプットウォールのサポートを意識した押し目買い、67,000円に近づいたところはコールウォールを意識した戻り売りが機能しやすい局面です。
- ブレイクアウトへの警戒: ガンマフリップ水準(約66,365円)を明確に上抜け、67,000円のコールウォールを突破してくる動きが出た場合には、ボラティリティを伴った上値トライに注意が必要です。
建玉の変化
建玉の変化(次限月)
プット 30,000円での異様な建玉急増(+1,128枚)
- プットの大幅増加のトップに「30,000円(OI_today: 6,398枚)」が飛び抜けてきています。
- これは、日経平均の現在値(約66,000円)から遥か下方の30,000円という超大底に、大量のプット(保険)が新規に積まれた(あるいはヘッジとして買われた・売られた)ことを示しています。次限月における遠いアウト・オブ・ザ・マネー(OTM)のプットの動きとして、市場のヘッジ需要の偏りがくっきり出ています。
建玉の変化(次々限月)
68,000円のコールや65,000円・60,000円のプットの動き
- コール増減では68,000円(+100枚)、プット増減では65,000円(+276枚)や60,000円(+100枚)など、現在値の周辺の現実的な価格帯でしっかりとポジションが動いているのが確認できます。遠い限月でも、このあたりの権利行使価格は着実に意識されてポジションが積まれているのがわかりますね。





