8/20、21の記事内容は恐らく間違っています。8/22~9/2まで残存日数は正確でした。ただ、8/22~9/2の間でも、たまに間違っていた日が混じっていたかもしれません。9/3は間違っています。
Q.1日分、間違って残存日数を計算していました。計算結果はどれぐらい間違っていたんでしょうか?
A.大筋(全体の形状やトレンド)を見る分には、多少のズレがあっても実用上ほとんど問題ありません。分析の目的に合わせて、影響は次のように整理できます。
- IVスキュー・スマイルの形(定性的な傾向) グラフ全体の右肩上がり・右肩下がりの傾きや、プット側が高くなる「スマイル形状」のバランスはほとんど変わりません。市場全体の歪みやトレンドを視覚的に把握する上では支障ありません。
- IVの数値(定量的な値) 数日程度のズレであれば、逆算されるインプライド・ボラティリティ(IV)の数値自体も数パーセント(例:25%が26%前後になる程度)の微調整にとどまります。致命的な計算崩壊を起こすことは稀です。
- マックスペインやPCRの分析 もし先ほどのコードのうち、マックスペインやPCRの計算でその日数を使っていた場合、それらの指標はそもそも「残存日数に依存しない(SQ時点の損益や建玉の総数を見る)」ものなので、計算結果への影響はゼロです。
全体の資金動向やボラティリティの傾きを大まかに捉えるのが目的であれば、これまでの分析結果をそのまま参考にされても実務上は全く問題ありません。
残存日数はいつを基準にすべきか
Q.残存日数は建玉がいつのものを基準にすべきですか?例えば建玉は1日1回だけ当日分が集計されます。夜遅くに集計されるので、その日のうちに分析はしにくいです。その結果、建玉は前日分、その他の項目は当日分になります。例を挙げるなら、9/1に集計された建玉で9/2のその他の項目(IV、清算値など)で計算します。その場合、残存日数の計算に使うのは9/1にすべきでしょうか、それとも9/2にすべきでしょうか?
A.残存日数の計算には、価格やIV(インプライド・ボラティリティ)などの市場データと合わせるため、9/2(当日分)を使用するのが適切です。
- 時間の経過と時価評価の基準: 残存日数は「現在時刻(評価時点)」から満期日までの暦上の残り日数です。9/1から9/2へ日付が変われば実際に1日経過しているため、IVや清算値(9/2)を用いた分析を行う以上、時間軸の基準も9/2に合わせる必要があります。
- 建玉データの扱いに関する注意: 建玉残高(Open Interest)は前日(9/1)の集計値しか取得できないため、データ上のタイムラグ(ズレ)はどうしても発生します。これは多くの市場分析(特に夜間集計のデータを用いる場合)で一般的に生じる制約です。
分析時のポイント 建玉は「前日時点のポジション保有状況」、IVや清算値・残存日数は「当日時点の市場環境・時間価値」という混成データになる点に留意してください。厳密なバックテストやリアルタイムの正確性を求める場合は、建玉のタイムラグが分析結果(特にデルタヘッジやGreeksの計算結果)にどの程度影響するかを把握した上で、トレンドの傾向を見るための参考指標として活用するのが実務的です。





