日経225先物
66,360円(+880円)(8月20日日中取引 終値)
前日からの建玉増減
【コール建玉の大幅増加】
66750 1002
67000 301
72750 193
【コール建玉の大幅減少】
72000 -449
72500 -385
75000 -166
【プット建玉の大幅増加】
60000 299
58500 111
38000 102
【プット建玉の大幅減少】
53000 -166
62000 -20
65000 -18
【9月限月】【 Total GEX サマリー 】
・Total Call GEX : +1,090.15 億円
・Total Put GEX : -1,323.77 億円
・Total Net GEX : -233.62 億円
【9月限月】Gamma Flip
・Gamma Flip 水準 : 67,421.76 円
プットコールレシオ
2.441
マックスペイン
66,500円
コールウォール・プットウォール
コールウォール (上値抵抗帯) : 65,000円 (建玉残: 5,380枚)
プットウォール (下値支持帯) : 60,000円 (建玉残: 10,523枚)
【コール建玉 上位】
65000 5380
70000 3761
67000 3567
【プット建玉 上位】
60000 10523
50000 9552
40000 4718
【 現在値との位置関係 】
現在値(66,360円) からの距離:
・上値抵抗(コールW): -1,360 円 (下方にあり)
・下値支持(プットW): 6,360 円 (下方にあり)
【9月限月】プラス・マイナスNet GEX
【プラス Net GEX 上位10個 (相場安定・クッション) 】
67,500円 77.70 億円
70,000円 66.70 億円
65,000円 64.13 億円
【 マイナス Net GEX 上位 (相場加速・乱高下) 】
60,000円 -155.97 億円
63,000円 -97.15 億円
64,000円 -94.15 億円
1. 全体像とサマリー(現在値:66,360円)
- 市場の雰囲気(GEX): Total Net GEXが -233.62億円 とマイナス圏にあり、相場の変動が大きくなりやすい(ボラティリティが拡大しやすい)環境を示唆しています。
- Gamma Flip水準: 67,421.76円 に位置しており、現在値(66,360円)はこれを下回っています。ここから上値(67,400円台)を回復するまでは、やや不安定な相場環境が続きやすい状態です。
- プラス・マイナス Net GEXの構図:
- プラス Net GEX 上位(相場安定・クッション): 67,500円(77.70億円)、70,000円(66.70億円)、65,000円(64.13億円)にクッションとなる帯が形成されています。
- マイナス Net GEX 上位(相場加速・乱高下): 60,000円(-155.97億円)、63,000円(-97.15億円)、64,000円(-94.15億円)に大きなマイナス圏が広がっており、下方向に動いた際のスピード加速に警戒が必要です。
- プット・コール・レシオ (PCR): 2.441 と非常に高めの水準であり、プット(下値への保険)の買い手や建玉が厚く、市場全体で警戒感が強まっています。
- マックスペイン: 66,500円 に位置し、現在値(66,360円)とほぼ一致。この価格帯を磁石のように意識した値動きになりやすいと言えます。
2. ポジションの増減とウォール(壁)・GEXの分析
【上値の抵抗帯とクッション】
- コールウォール(最大の壁): 65,000円(建玉残: 5,380枚)が現在値より下方に位置する変則的な配置です。
- 直近の増減では、66,750円(+1,002枚)や67,000円(+301枚)など現在値のすぐ上に新たなコール建玉が急増しており、上値の「新たなフタ」になりつつあります。
- 一方で、GEXの観点では 67,500円(+77.70億円) や 65,000円(+64.13億円) にプラスNet GEXが集中しています。これは、相場がこの水準に近づいた際にはディーラーのデルタヘッジ(株買い・先物買い)がクッションとして働き、下支えや急落を防ぐ防衛ラインになりやすいことを意味します。
【下値の支持帯と加速リスク】
- プットウォール(最大の壁): 60,000円(建玉残: 10,523枚)に1万枚を超える圧倒的なプットの壁が陣取っています。
- ただし、特筆すべきは 60,000円(-155.97億円)、63,000円(-97.15億円)、64,000円(-94.15億円)というマイナス Net GEXの厚さです。
- 現在値(66,360円)の下方すぐ(64,000円〜63,000円台)に強力なマイナスNet GEXが位置しているため、万が一このゾーンを下抜けた場合、ディーラーのヘッジ売りを巻き込んで下方向に一気に加速・乱高下しやすい地合いと言えます。60,000円の巨大なプットウォールに到達するまでの間に、スピード違反的な急落リスクに十分な注意が必要です。
3. コールの壁に関する深掘り解説
特筆すべきは、「最大コールウォール(5,380枚)が現在値(66,360円)より下方の65,000円に位置している」という変則的な配置です。これは、直近の相場が急騰した名残を示しています。
オプションのディーラー目線で考えると、現在値より下にある大量のコール(ITMコール)は、相場がさらに上昇した際に「デルタヘッジの買い戻し(さらなる踏み上げ)」を引き起こすエネルギーになりやすいポイントです。つまり、下値にこの巨大なコールウォールがあるうちは、マーケットメーカーのヘッジ防衛意識が働きやすく、「下がりにくい(下がっても押し目買いが入りやすい)構造」を作っていると言えます。
ただし、上値側でも66,750円や67,000円に新しいコール建玉が急増しているため、上方向は上で「新たな抵抗帯」が蓋をしている状態です。結果として、「65,000円〜67,000円の狭いレンジの中でエネルギーが圧縮され、どちらかに抜けた時に大きく動きやすい地合い」と言えそうです。
4. 総括・今後の注目ポイント
- 現在の価格帯: 現在値(66,360円)はマックスペイン(66,500円)の真下にあり、上にはGamma Flip(67,421円)が控える膠着感の強いポジションです。
- 上下の攻防のシナリオ:
- 上方向: 65,000円のコールウォールや67,500円のプラスGEXがクッションとして機能する一方、67,000円台の新規コール群が重いフタとなっています。
- 下方向: 64,000円や63,000円に広がるマイナスNet GEXによって、下落時はスピードがつきやすいため、60,000円のプットウォールにたどり着くまでの値動きには細心の注意が求められます。
まずは 66,500円のマックスペイン を中心軸に置きつつ、マイナスNet GEXが集中する下値ゾーンでのボラティリティ拡大に警戒したトレード戦略が意識されそうです。





